2007年09月

2007年09月25日

スペイン


スペイン マドリッド ソル駅前

マドリッドの中心、ソロ駅前の広場。駅の周りは毎日お祭り騒ぎのような賑やかさで、たくさんの大道芸人達もあくせく小銭を稼いでいた。賑やかさと比例して治安も悪いらしいが、特にそんな風にも感じなかった。ただ、ひたすら陽気で明るいスペイン人の印象だけが残った。



 

スペイン マドリッド ラストロマーケット

マドリッドで毎週土曜日に行われる路上「ラストロ」マーケット。約1kmほどの道に露天が所狭しと並ぶ。この日ももの凄い数の人で賑わっていた。並んでる品物は、洋服やアクセサリーなどからインテリアや日常雑貨まで何でも安く揃う。うちらはここでくだものナイフを購入した。ここではスリに要注意!!



 

スペイン セヴィーリャ 街並み

セビーリャの街並。綺麗に舗装された真っ白な石畳の道には馬車が行き交い、首都マドリッドとはまた違った雰囲気をかもし出している。ヤシの木が至る所に生え、緑あふれる爽やかな街並がすがすがしい。闘牛が有名。

 


 

スペイン マドリッド 宿

この日は1年目の結婚記念日。ワインといつもよりちょっと贅沢な食材を買い込んで、ささやかなパーティーをした。早いもので結婚してからもう1年が過ぎてしまったようです。。

 

 



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2007年09月20日

ベルギー

 

ベルギー 路上レンタルチャリ

ベルギーの路上で見つけた無人レンタサイクル。ヨーロッパでは生活の中に自転車をうまく取り入れてる。電車やバスの中にも自転車を乗り入れ出来るようになっているものが多いし、道も自転車専用の車道があったりする国が多い。その中でも特にオランダは自転車大国。地球にもやさしいし、健康にも良いんだし、日本ももっと見習ってくれれば良いのになぁ。。


 

ベルギーワッフル中

本場ベルギーワッフル。日本で売ってるベルギーワッフルは若干硬いイメージがあったが、本場の焼きたてはふっくら柔かい。焼きたてアツアツのワッフルに好みで粉砂糖、生クリームやチョコレート、フルーツなどをトッピングして食す。1個2ユーロぐらいから(¥300〜)うちらはイチゴとチョコレートをトッピングしたものを注文したが、それはそれはウマかった。。。

 



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2007年09月14日

ドイツ(ベルリン)

ベルリンにいくつか点在する、落書きだらけ(グラフィティー)のスクワット(不法占拠)ビルの内部。

※スクワットとは
国や大企業によって都市計画がコントロールされ、資本主義化してゆくことへの反発だったといえる。 一つの建物に100人ほど住んでいるスクワットもあれば、小型のものも有り、その種類や方式はまちまちで、オーガナイズの仕方も多種多様であるが、多くの場合住民達は、廃墟だった建物の修理を自ら行い、電気をひき、下水や上水設備を整え、すみやすい環境を作った。いわば、都市における手作りコミューンであり、農村にすむアナーキストが野菜を植えて自給自足を営むのに対し、スクワッターは、都市生活にあわせて、カフェを経営し、コンサートやパーティー会場を装備、図書館を作った。

 

街を歩いてる途中、偶然ベルリンの壁の一部を発見!!これといって特別視されてる様子もなく、芝生の広場の端っこのほうにポツンと寂しげにたたずんでいた。壁の破片はお土産屋や本屋などで購入することも出来る。

 

 



でかいビルの壁一面に描かれていた落書き(グラフィティー)、これを一体どうやって描いたのかは謎だ…!?

 

 

ベルリン ホステル画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルリンで泊まったおしゃれな宿。有名なデザイナーが手がけた内装らしい。雰囲気も良く、今まで泊まった宿のなかでも上位にランクインする。ドミトリー(相部屋)なら値段も手頃。



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2007年09月11日

チェコ



プラハの川辺にて。白鳥がこんなにもマッチしてしまう街並みは、まるでおとぎ話に出てきそうなメルヘン世界でした…。

 

 



カレル橋の上は絵描きや手作りアクセサリーの露店や大道芸人達でいつも大賑わい。

 

 

ピルスナービール発祥のチェコは、世界的にビールが有名!!!ウマイし安い!!! なんと1本20円〜!!!この時ばかりは思う存分飲みまくりました☆☆☆

 



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2007年09月07日

アウシュビッツ強制収容所

 

 ポーランドのクラクフという街から西へ54kmの所にあるオシフィエンチム、「ドイツ名:アウシュビッツ強制収容所」に行ってきた。

 歴史の授業でも習った記憶があるように、そこは第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍によって作られた強制収容所で、またの名を「殺人工場」とも言われている。

 ここでは、当時ナチス・ドイツ占領下だった土地から集められた「ユダヤ人、ポーランド人、ロマ、共産主義者、反ナチス活動家、同性愛者など」の人々が、150万人以上も殺害されたという。

 ここ最近、毎日のように続いてる冷たい雨が降りしきる中、当時のままに残されているという収容所入口のゲートをくぐった。


 収容所の敷地は、頑強な鉄条網で完全に包囲されており、よく見ると脱走防止の為に高圧電流が流されていたであろう装置が今だに残されている。


 囚人棟として使用されていた建物では、ナチスが撮ったであろう当時の処刑光景を写した生々しい現場写真にまじり、収容後すぐ撮られた犠牲者達の証明写真や、没収された身の回り品などが痛々しく公開されている。

 毒ガスを使い、一度に大量の殺害を可能にしていたというガス室では、服を脱ぐ部屋から死体焼却釜がある部屋までが、一連の効率を考えた上に設計されていたということが、その配置からうかがえる。

 それはまるで、流れ作業の製造工場か何かを見ているようで、これを「人間が人間に対して作った...」なんていう事は全くもって信じられないぐらい、まるで無機質で、微塵の温もりすら感じないような建築だった・・。

 他には、部屋一杯に積まれたおびただしい量の衣類の山、トランクケース、靴、眼鏡、さらには人間の頭髪まで・・。

 ナチスはその集めた頭髪を使って生地を織り、その生地で仕立てた服を売りさばき、その売上を軍用資金にあてるという「産業」を確立していたらしい・・。

 実際に頭髪で織られた生地の現物まで展示されてあったが、言われなければそれが「人間の頭髪」だなんて事は、まず分からないほど精巧に織られていた。 当時のナチスにとってそれが例え「人間の頭髪」であろうと、もはや羊毛と同じような「商品の原料」ぐらいにしか映ってなかったのだろう、、、

 そう思った瞬間、背筋がゾクッと凍りつきそうになった・・。

 犠牲となった子供達の、服と靴だけを集めた一室もあった。

 靴だけ、、、、、とはいえ、これが「一体どれだけの数あるのか?」なんて、恐ろしくて考えたくもないほどの凄まじい量、、、

 そこには赤い靴もあれば白い靴もあり、よく見るとデザインから大きさ、素材や汚れ具合までがそれぞれに違う。 中にはまだ、10数センチにも満たないであろう、小さな小さな靴まで混じっている・・。


 ガラス越しにそれらを見つめていた白髪の老婦人が、おもむろに眼に涙を浮かべ始めた、、、


 そのすぐ隣で見ていた自分も、まったく同じ気持ちでいた、、、


 なぜ・・・・・・・・・・・・・・!?


 なぜ、無垢で罪の無い子供達の命が、こんなにも奪われなければならなかったんだろう・・・・・!?


 しかも、同じ「人間同士」の手によって、、、、


 これらの行為すべてが、自分と同じ「人間」の手によってされた事かと思うと、ギュ〜ッと胸が締め付けられる想いに息まで苦しくなる。だからといって、自分としてはドイツが悪かったとかヒットラーが悪かったとか批判したい訳じゃない。

 旅を始めてから、ハッキリと分かった事が一つある。 何処の国の歴史をみても、昔から人間は「争い」ばかりを何度も何度も懲りずに繰り返してきたという事。


 そんな争いの傷痕から一体何を学べば良いんだろう、、???


 そんな歴史の繰り返しから一体何に気づけば良いんだろう、、???


 科学の進歩がどうしたとか、医学の進歩がどうしたとか、そんなのチャンチャラおかしいと思う・・。

 それらがいくら進歩したからと得意げになってみた所で、世界の何処かでは今の今でも公然と殺し合いが続いてしまっている。

 かたや、それらの為に貴い命は救われ、、、

 かたや、それらの為に貴い命が奪われる、、、

 うぅ〜ん、それって進歩うんぬん以前に、基本的な「何か」が欠けてると思いませんか・・???


 「この世には戦争があるから平和がある」


 という次元の低い考えに逃げるのはもう止めたい、、、


 これらは平和の為の戦争であった、、、と在って欲しい。


 これらは光りに気づく為の闇だった、、、と在って欲しい。


 今は、心の底からそう「在って欲しい」と願える、、、


 イヤ、、、、、、そう在って欲しいじゃなく、、、


 これからは、そう「在る」でなくちゃダメなんだ、、、


 そう「在る」為には、自分に一体何が出来るんだろう、、、


 最近感じている事がある、、、

 戦争問題にしろ環境問題にしろ、いい加減そろそろ立場や利害を抜きにした、本当の意味での過去と現状を見直さなければならない段階にあるんじゃないかな、、、

 僕らは、当時の世の中の価値観がこういった結果を招いてしまったということを、全体の責任として真摯に受け止め、これからはもっと、愛を全ての根底に据えていくような価値観の移行を個人から遂げてかないと、全体としてはこれまでと同じような結果を繰り返すだけのような気がする、、、

 その繰り返しすら、そろそろ限界が近づいている予感がしてならないし・・。


 「いつか世界中が手を繋ぎ、全てをシェアし合えるような世の中になってくれれば嬉しいな〜☆」


 なんて、まるで夢のような世界を冗談半分にも案外真剣に望んじゃったりしてる今日この頃だったけど。。。

 そのさなか「アウシュビッツ収容所」に刻まれていた深い深い歴史の傷痕が、自分の中にあったこの想いをより確かなモノにさせる道標となった。

 



sekaihokkori at 21:15|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!ポーランド