2008年09月

2008年09月25日

I LOVE 吉牛 in LA

 メキシコシティからカナダ航空のバンクーバー経由でロスの空港に到着。空港からは乗合いバスを使い、すでに予約してあるロス市街のホテルへ向かった。

 夜ということもあるのか、窓越しからみるLAの様子は随分と閑散としている。 というより、場所によっては「寂れてる」といったほうがしっくりくるほど想像してたような華やかさがない。

  「LAだよLA!?LAって言ったらハリウッドスターが現実離れした映画の中みたいなセレブな生活を送ってるとこでしょ!?」 

 そんなことを考えながらホテルのチャックインを済ませ、この日はすぐに寝た。


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 (写真上)昼間のダウンタウンの様子。


 翌朝、ロスに着いて早々うちらが真っ先に向かったのは、他でもなく「牛丼屋」だった。


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 そう、ロスには嬉しいことに愛しの「吉野屋」があるのだ。 さっそうと入った店内のレジでは当然のように朝から大盛りを注文し、紅生姜を山ほどのせて、2年ぶりの吉牛に食らいつく、、、


 「うっひょ〜うめぇ〜〜〜〜〜!!!」


 この瞬間をどんなに待ち侘びていたことか。。。。。(泣)


 日本のとは微妙に味が違ったけど秒殺で平らげ、その足でサンタモニカへむかった。

 ゆりがずっと前から行きたいと騒いでた「FOREVER21」という服屋で買い物し、そのあとビーチ沿いをぷらぷら散歩。


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 (写真上)海に突き出た桟橋の上ではレストランや土産物屋が所狭しと軒を連ねているサンタモニカピア。ここは有名な観光スポットにもなっている。

 この桟橋の上には、映画「フォレスト ガンプ」で、 トム・ハンクス演じる主人公フォレストが 友人ババの遺志を継いで作ったエビ漁の会社名と同じ名前の「BUBAGAMP」というレストランがある。

 そのエビ漁業を成功させた後に、 レストランをオープンすればこうなったであろう、という設定で建てられたらしい。


 他にもロスには「リトルトーキョー」とう日本人街が存在しており、そこでは日本の食材から雑貨、薬から化粧品や書籍など、揃わないものは無いんじゃないかってぐらい何でも揃う。


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 (写真上)この辺一帯が日本人街「リトルトーキョー」サンパウロの日本人街同様、ある意味日本よりも日本っぽい所があり、街の随所に和を感じさせるディテールが見受けられた。二宮金次郎像も発見。

 そこでブラジルのサンパウロ以来、溢れんばかりの豊富なMADE IN JAPANの品揃えにテンション↑で、しこたま食材を買い込んだ。

 梅干しなんか、どう考えてもそんなに食えないだろうっていうぐらいの量の業務用をビンごとお買い上げ。。。

 日本に居た時は梅干しなんてほとんど食べてなかったのに、海外ではこのスッパさが何より胃に染みる。

 ついでに紀伊国屋LA支店で、アジアの「地球の歩き方」を3冊ほどゲット。

 重い本を何冊も持って旅するのは正直しんどいけど、それでも日本語のガイドブックが手に入るだけで現地ではとても助かる。


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 久しぶりにゲットした日本食材で日本食を満喫。アサヒやキリンなど、ビールの品ぞろえも完璧☆



 その晩、うちらの泊まってたホテル近くで、けたたましいほどの数のサイレンが夜の町に鳴り響いた。


 何事かと思い興味本位で音の先に向かってみると、、、、、、


 そこでは10台近い数のパトカーと警官が、レストランを取り囲むように包囲していた。。。






 「もしや、、、、、、、、、、、、、」





 込上げる不安を抑えつつ、恐る恐る様子をうかがってみた、、、



 な〜〜〜〜んだ、、、、何て事はない、ただの映画の撮影だった。。。


 
 でも、夜の町中をこんだけ派手にパトカーが走り回ってるというのに、付近の住民は大して関心を示していないことのほうによっぽど驚いた。こんだけ大掛かりな撮影でも騒いでたのはうちらと、ホテルで一緒だった旅行者の3人だけだし。

 オオカミ少年の話じゃないけど、こんなのがしょっちゅうやってたら現実との区別がつかなくなっちゃいそうな気がするのは自分だけ、、!?

 
 さすがハリウッドに近いだけある。。。。。



 翌日、事前に予約してあったレンタカー屋に車を取りに向かった。

 メキシコからネットで予約した段階では結構安くあがったと喜んでいたが、1日延長プラスもろもろの保険と税金で最終的にはかなり高くついてしまった。(750ドル/2週間)

 めんどうな書類手続きを終え、指定された場所に車を取りに行く。今回は安く済ませる為に選べる車は小型のものだけだったはずだが、そのラインナップの中には明らかに大型のワゴンも混ざっている、、、

 近くにいたスタッフに「どれ選んでも良いの?」と聞くと、「ああどれでも好きなのを選べ」と言うので、遠慮なくデカイやつを選ばせてもらった。

 これから2週間に渡るキャンプ生活の車は、デカければデカいほど良かったのでこれは嬉しい誤算だ。さすがアバウトの国アメリカらしい、、、

 その後、途中でこれから始まるキャンプ生活に備えて色々と買い出しを済ませてからホテルへ戻った。

 当初はレンタカーを借りた後そのまま出発するつもりだったのだが、あまり慌ただしくするのも危ないと思い、大事をとって出発は一日延期することにした。

 長期のキャンプ生活は2年前のオーストラリア以来。その日の晩はワクワクしっぱなしでなかなか寝付くことが出来なかった、、、


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アメリカの道路は幅も広く、標識もしっかりしているので比較的走りやすい。走行中に辛うじて撮れた「HOLLYWOOD」の文字。(写真上右)

sekaihokkori at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!アメリカ 

2008年09月21日

独立記念日 VIVA MEXICO !!

 うちらがメキシコに居るあいだ、この国はちょうど独立記念日を迎えた。

 この日は首都のメキシコシティにて大規模なお祭りが開かれるという噂を聞きつけ、前夜祭にあたる9月15日に間に合うようにメキシコシティに入ることに。

 当日はあいにくの雨模様だったが、それでも式典が行われるソカロ広場のまわりでは昼間から大勢の人と出店が出て賑わいを見せていた。

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 底抜けに陽気なメキシコ人のファミリー。



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 体型といい顔といい「マリオ」そっくり。



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 騎馬警察を発見。この日だけなのか?普段からこのスタイルなのか?これで犯人は追えるのか?



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 かなり出来の良いスパイダーマン。ポーズも相当練習した様子。


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 夕方近くになってくるとソカロ広場には続々と人が集まってきた。



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 広場を取り囲むようにステージが組まれ、右も左も歌と踊りのオンパレード♪



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独立記念日のもう一つの顔、それはこの“泡スプレー掛け”。この日は白い泡の出るスプレー缶がそこら辺で売られており、子供から大人までがやたらめったら人に泡を掛けまくることで楽しむのだ。



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夜が更けてくるとスプレー掛けはここまでエスカレートする。外国人は目立つので特に狙われやすく、すれ違い様を不意に顔狙って掛けてくる奴も多くて結構イラっとくる、、、

ついにはこちらも負けじとスプレーを買って応戦!!この泡、服に着くと染みになるのでカッパは必需品。



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違う広場では移動遊園地が開かれていた。どの乗り物もカラフルなネオンでデコレーションされており、子供たちも夜遅くまで目を輝かせて遊んでいた。



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いよいよクライマックスの午前0時が近づいてきた。広場は超満員で、大晦日のカウントダウンのような雰囲気。



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最後は何十発という盛大な花火が上がり、独立記念日前夜祭の幕は閉じた。



sekaihokkori at 23:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!メキシコ 

2008年09月12日

メキシコ(ダイジェスト)

 サンクリストバル・デ・ラスカサスを出たあとは、いよいよ待ちに待った「プエルトエスコンディード」へ!!

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 そう、ここは言わずと知れた世界有数のサーフィンスポット!!!


 ここで久しぶりにサーフィン三昧の日々が送れると期待してたのも束の間、、、


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 メッチャ波ワルいし、、、、、、、、(ノ`Д´)ノ




 さらに翌日も、そのまた次の日もずっとこんな調子だった、、、、、




 ガックシ。。。。。。。。。(TДT)



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 (写真上)ビーチで見つけたカゴと帽子を売ってたおっちゃん。その帽子の売り方ナイスっ☆




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 (写真上)うって変わってこちらは銀細工で有名な街「タスコ」の様子。

 ここは植民地時代のコロニアルな街並みがきれいに保持されていて、かなりメルヘンチック。

 どうやらタクシーの車種も統一されてるようで、街中には殆どワーゲンしか走っていなかった。それが街の雰囲気と見事にマッチしてて、まるでディズニーランドの一画のような可愛らしさ。



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 ここの銀細工は世界的にも有名で、銀製品を扱う店が街の至る所に数え切れないほどある。

 さらに毎週土曜日になると街中がシルバーマーケットと化し、一日かけても見切れないほど大量の露店と人がひしめき合っていた。

 うちらもこのマーケットでイケてるアイテムをゲットすべく、意気込んで挑んではみたものの、あまりの量に圧倒されてしまい途中から何が欲しいのかさえ良く分からなくなってきたほど・・・(苦笑)


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 お次は「オアハカ」という街で食べ歩き♪

 (写真上)この白い塊は「オアハカチーズ」と呼ばれているこの地方名産のチーズ。

 これがメッサウマいのなんのって!!!

 食感は、雪印の「さけるチーズ」と似てるんだけど、味のほうは軽く数倍はウマい☆

 普通のチーズよりサッパリしてて、いくらでも食べれちゃうから量り売りで500グラムとか買っても、二人であっと言う間に食べちゃうのだった。。。



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 (写真上)こちらはチキンをチョコレートソースで煮込んだ“ポジョコンモーレ”という郷土料理。

 チョコレートっていってもそんなに甘いわけじゃなくて、味はどちらかというと甘辛なスパイシー。一見、カレーに近い感じだけど、チョコレートの風味はしっかりと効いてて、ちょっと不思議な味だった。。。


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 (写真上)その土地の人々の生活が垣間見れる、各地での「市場巡り」は旅の醍醐味の一つ。


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 (写真上)民族衣装に身を包み琥珀やターコイズなどの可愛いアクセサリーの露店を営んでいた親子。カメラを向けると娘より照れちゃうお母さんがカワイイ、、、

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sekaihokkori at 22:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!メキシコ 

2008年09月07日

サンクリストバル・デ・ラスカサス


 「サンクリストバル・デ・ラスカサス」こんな思わず舌をかみ切ってしまいそうな長い名前の町に、中米を旅するバックパッカーの間で一目置かれている「カサ・カサ(KASA・CASA)」という宿がある。

 日本人の笠置さんという方が経営してるカーサ(スペイン語で宿の意)ということでこの名前がついたらしい。

IMG_4730_R オーナーの笠置さんはすでに3年程前に亡くなられているのだが、うちらが訪れたときは代理の管理人さん2人によって引き続き営業はされていた。

 この宿は中南米を旅してる旅人の間ではもっぱら評判の宿で、うちらも旅中何度もその名を耳にした。

 サンクリストバル・デ・ラスカサス(以下サンクリ)から車で1時間ほど行った所にオベンティックという村があるのだが、そこはサパティスタという反政府ゲリラの自治エリアになっている。 

 実は、このカサカサのオーナーだった笠置さんという人は、そのサパティスタ民族解放運動を熱心に支援した日本人の一人でもあるのだ。

 この自治区の中は、外国人ツーリストでも入れてもらえるという話だったので、とにかくうちらも実際に行ってみることにした。

 だが、入れるとはいっても、そこは真剣な反政府ゲリラの自治区。さすがにそうやすやすと誰でもOKというわけではなく、入口で計3回ほどの厳重な面接を行い、パスポートなどを持参し、身元をハッキリさせたうえに目的が明確でなければ中には入れてもらえなかった。

 それでも、基本的にツーリストなどの外国人に対してはウェルカムな姿勢をとっているようなので、要はココの現状をもっと多くの人に知ってもらいたいというような「入りたい理由」さえちゃんと伝えられれば問題なく入れてくれるはずだ。

 ただ、英語がほとんど通じないので、ある程度スペイン語が話せるか、もしくは話せる人と一緒に行ったほうが間違いないと思う。

 うちらは、カサカサに泊まってたメンバーと管理人さんを合わせた数人で訪れ、幸い管理人さんがある程度スペイン語を話せたので辛うじて何とかなったという具合。

 ちなみに、外国人ツーリストをウェルカムな理由はもう一つあり、ツーリストがエリア内に居る間は政府も攻撃を仕掛けてこないため彼らも安全だというような話も人伝に聞いた。

 サパティスタの特徴の一つに、主要メンバーの人達がみんな眼だけが出てる黒いニットの覆面を被っているというものがある。

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 強盗を連想させるその姿は一見するとかなり恐いが、話してみるとその覆面の下は、どこの田舎町にもいるおっちゃんおばちゃんの顔なんだろうことは容易に想像出来た。

IMG_4636_R 反政府ゲリラと言っても、もともとメンバーの大半は政府による不当な搾取に立ち向かうべくして一致団結した先住民族の農民達なのだ。

 さらに、武装抵抗していたのは初期の頃だけらしく、今はもっぱらメディアを使った平和的な手段をとっているそうだ。

 その一つとして、アートやインターネットなどのメディアを媒介にし、自らのメッセージを世界中に向けて発信しているという方法がある。

 敷地内の建物の壁面に所狭しと描かれているペインティングがそれを物語っている。



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 とてもこんな霧だらけの山奥で描かれた絵とは思えないほど、カラフルな色使いでメッセージ性に富んだものだった。

 他にもサパティスタを支援するミュージシャンなども国内外問わず多数いるそうで、そのメッセージは歌詞などに取り上げられたりして、世界中に発信されているそう。

IMG_4646 標高が高いうえ周囲を高い山で囲まれている為に、常に霧がかった敷地内は、集会所と学校、病院のほかに小さな商店などがあるだけで、これといって何かがあるワケじゃない。

 かといって村の人が積極的にツーリストに話しかけてくるわけでもないので、見どころと言えば、黒い覆面姿の風貌と、壁面に描かれた色とりどりのペインティングが何よりの見所といった感じだった。

 学校の壁には驚いたことに日本人が手がけたものもあったりして、色々と考えさせられた。




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 こんな山奥に人知れず権力の圧力に耐えながら必死に生活してる人達が居るかと思うと、先進国の人間としてはとてもやるせない気持ちになる。

 先進国の人間にはそれなりの苦労はあるとしても、人として生きてくのに必要な権利だの人権だのは最低限守られているからだ。

 実際彼らの主張に耳を傾けてみると、その内容は決して多くを望んでいるわけでなく、人間として必要最低限の生活を送りたいだけ、というとてもシンプルな想いが根底にあるだけなのだ。

 こんな山奥の、のどかそうに見える所にも、政府という巨大な権力の圧力によってそんな基本的な願いすらかなわない人達がたくさんいた。

 実際、彼らのような世界を底辺で支えている農民は、表に出てきてないだけで潜在的には凄い数の人が世界中にいるハズだ。

 先代の笠置さんはこの地に留まることによって、この事実を何よりも外へ伝えたかったんだと思う。

 先代の亡きあともなお、カサカサにはその想いに無意識に引き寄せられた旅人が集まってきている感じがした。


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 旅人達が残していったアートの数々、、、

 一線を画した本棚のラインナップ、、、

 何げなく貼ってある壁の貼り紙の一つに至るまで、、、

 一見しただけじゃよく分からないんだけど、でも確実ににこれまでの宿とは何かが違う。

 そこには笠原さんの人柄を強烈に感じさせる空気が今でも息づいていた。

 不思議とクリエイティブ色の強い人間が集まってくるようで、うちらがお邪魔してたときも、面白いほど色んな方面の表現者(アーティスト)が集まっていた。


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 年齢・性別問わず個性の立った者どうしが、同じ空間で互いの価値観を共有することによって様々な化学反応が起きる。

 それはときに、心地良いとは少し違った感情を伴うこともあるかもしれないけど、そこから生まれる気づきは何にも代え難い価値があるのもまた事実だった。

 「類は友を呼ぶ」とか、「袖振り合うのも多少の縁」とは言うけれど、、、

 出会いは本当に磁石のようなものだと思う。

 何かを学ぶため、何かを受け取るため、お互いがジリジリと引き寄せあって生まれているんだろう。

 互いに遠い異国を旅する中、一日でもタイミングがずれていたら出会わなかったかもしれないし、ひょっとすると一秒ずれていただけでも会話は生まれなかったかもしれない。

 そんな奇跡的な偶然の重なりのうえに、必然的に出会っている。

 このカサカサでの出会いを通して、またそんなことを一つ教えられた。

 同時に、今まで訪れた宿の中でも色々な意味で印象に残った宿の一つになった。


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(写真上)テラスに描かれている笠置さんの肖像画。



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(写真上)サンクリストバル・デ・ラスカサス市街の様子。



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 サンクリストバル・デ・ラスカサスでは、サンファンチャムラという村を馬で訪れる乗馬ツアーを楽しむこともできる。

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(写真上)メキシコはやっぱりタコスがウマイ!!




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sekaihokkori at 01:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!メキシコ 

2008年09月01日

マヤ文明とジャングル

メキシコとグァテマラ付近は、古代マヤ文明が発祥した地であり、今でもその遺産や面影が至るところに残されている。

カンクンを後にして向かった先は、古代マヤ文明の残したピラミッドがひっそりと佇む町「パレンケ」

ここは他の遺跡ほどメジャーではないんだけど、遺跡付近のジャングルの中に、いくつかのバンガローが点在しており、古代マヤ文明の息吹をよりトータルに感じれるのが特徴だった。

遺跡っていうと大概、ツアーバスみたいなのでパッと行ってパッと帰るのがお決まりだけど、遺跡まで歩きで行ける距離にそのまま泊まれちゃうっていうのは、それだけでもかなり魅力的だ。

しかも、それが大自然のジャングルの中だっていうんだからなおさら行かない手はないでしょ!?

というわけで、カンクンから夜行バスに揺られパレンケの町に到着。


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(写真上左)伝統的な衣装を着たおばちゃん(にしてもゴツイ・・・)
(写真上右)着いて早々タコスで腹ごしらえ。本場メキシコのタコスはこんな感じ☆


パレンケの町から遺跡のあるジャングルエリアへは、コレクティーボと言われる乗合ワゴンに乗って向かう。

到着後、さっそく居心地の良さそうなカバーニャを探して歩いた。

バンガローのことをスペイン語で「カバーニャ」と言う。

バンガローというと聞こえは良いけど、値段が安いものは何処もヒドく簡素。。。


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(写真上左)初日に1泊だけしたカバーニャ。目の前の湖は魅力的だったけどあまりに寂れ過ぎてまるで廃墟、翌日移動。。。
(写真上右)次に見つけたカバーニャは雰囲気も明るくてGood!


エアコンなんてものはもちろん論外だし、シャワーとトイレは共同のが外、部屋には扇風機と蚊帳に堅いベッドがあるだけで、建て付けの悪い扉には辛うじて南京錠がかけられればそれがすべてだった。

しかも、まわりは店すら殆ど無いような場所なので、生活するにはちょいと不便、、、

もちろんお金さえだせばもっと立派な部屋もあるんだけど、逆にこんな場所だからこそ、うちらにとってはその程度で十分なのだ。

そのおかげあって、部屋のまわりは虫や鳥のさえずる音や近くを流れる川のせせらぎの音、夜中になると聞こえてくる得たいの知れない動物の雄叫びと、それはそれはありとあらゆる自然の音色のオンパレードがとても心地よく響いてきた。


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これが都会の雑踏じゃウルさくてやってられないんだけど、大自然のなかではこんな風に外に近いほうが断然贅沢でしょ!?


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(写真上)パレンケ遺跡内


ちなみに、パレンケは遺跡自体ももちろん良かったんだけど、この遺跡のまわりに広がるジャングルがとにかく気持ち良かった。

この辺り、さすがピラミッドを建てるぐらいの場所だけあってか、ただならぬ気配がビンビン漂っているのだ。。。

特に遺跡に行く途中のジャングの中に、透き通った清流が流れている所があるんだけど、その川沿いにそびえる大きな木々や緑が信じられないぐらい生き生きと輝いていて、そこでは見渡す限り360度どの生き物達も、もうこれ以上ないってぐらい全開に命をまっとうしている様子だった。


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これまで色々行ったけど、ここまで生命力がみなぎってるトコっていうのもそうそうあるもんじゃない。。。

そんな中、しばらく二人だけのオーガニックな時間を過ごし、身も心も満ち満ちた状態にさせてもらった。











ある朝、置いておいた鍋の中に何かを発見!!!













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って、、、サソリだし。。。。





あ〜刺されなくてよかった、、、、






さらにここパレンケで、旅に出てからずっと伸ばしっぱなしだった髪をバッサリ、、、


  【before】
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                  ↓

                  ↓

                  ↓

                  ↓

                  ↓


  【after】
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いい加減なが過ぎてウットーしかったのと、気分転換もかねて。。。


これだけの量が一気になくなって、シャンプーがだいぶ楽になった♪


パレンケのこのバンガローには5日間ほど滞在し、思う存分にマヤ文明とそこに広がるジャングルを堪能してきた☆



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(写真上)ドンムーチョというジャングル内にあるレストランで行われたライブはプロ並み。


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(写真上)パレンケ遺跡では地元の工芸品でもあるビーズアクセサリーが大量に売られていた。



sekaihokkori at 14:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!メキシコ