2008年02月02日
最後の楽園
朝8時に起き、近くのローカル飯屋でパンとチャイの朝食を摂る。
バスターミナルでは結構長いこと待たされ、10時頃になってようやくダラダラ(乗合バス)が出発した。
途中、何度も停まり人や荷物の乗せては降ろしが繰り返される。2時間近くかけようやく目的地の「パジェ」に到着した。
タンザニアの首都ダルエスサラームより船で約3時間程行ったところにある島「ザンジバル島」 、別名“最後の楽園”と噂されるこの島、、、
そこは、行った事のある人なら必ずといって言いほど「良かった!!」と感想を漏らしていたトコだったのだ。。。
船が港に到着すると、その目の前に広がっている街が「ストーンタウン」。
ここには3泊だけして、今朝島の反対側にある目的の地「パジェへ」と移動してきた。
ダラダラを降ろされたトコにたまたま居たおっちゃんが、親切にも「パラダイスビーチバンガロー」に電話してくれたおかげで、そこまでスタッフが車で迎えにやって来てくれた。
“パラダイスビーチバンガロー”というのは日本人沙織さんという女性が営んでる宿で、その人柄もあってか「すこぶる居心地が良い」と評判だったのだが、、、
思ってた以上に面倒な思いをして来たにもかかわらず、残念ながら肝心の沙織さんは一時帰国してしまっていた。。。
しかし、例え沙織さんが居なくとも、宿そのものも期待を裏切らない立派なものだった、、、☆
私たちのバンガローは茅葺き屋根のナチュラルな風合いを生かした素敵な作りで、背の高いヤシの木々や色とりどりの植物に囲まれながら海の真ん前にたたずんでいた。
それはビーチまで徒歩“3秒”という、またとない立地!!
人懐っこい島の住人に、まっ青な海と真っ白な砂浜、それからまるまる太ったマンゴーに海から吹きつける爽やかな風、、、
(フゥ〜・・・島の空気はやっぱり心地が良い。。。。。)
初日にして早くも「あ゛ぁ〜来て良かった〜〜!!!」と、感無量の喜びが全身から溢れだす。。。
それにしても、ココは海以外にホンッと何もない、、、、、
だから、朝からこれといって特にすることがない、、、、、
でも、ソレが良いのだ。。。。。。。。
こんな綺麗な海を目の前にして、他の事に気を奪われてるほうが勿体ないというもの、、、
夕食時に奮発して食べた魚料理や伊勢海老は、南国特有のスパイスとココナッツが効いてて本当においしかった☆☆☆
夜はハンモックに揺られながら夜空に瞬く流れ星を数える。
そこには人工音などまったく無く、自然のままのサイクルがただ在りのままにゆったりと流れていたのだった、、、
こんな生活を4日間送った。。。。
まさに「最後の楽園」の名に恥じない素敵なトコだった。
ハードなアフリカの旅路の束の間、心からリラックス出来た“夢見心地なひと時”を味わせてもらいました。。。