2008年03月17日

予想外の誕生日

 サルバドールを後にしたうちらは、ゆりの誕生日を“極上のビーチで迎える”という野望の為、「トランコーゾ」という片田舎の小さな町まで足をのばした。

 ここは最近、新たなビーチリゾートとして注目を集め初めてるらしかったが、実際行ってみたらまだまだ素朴な雰囲気の残るステキな所だった☆


ブラジル トランコーゾ

ブラジル トランコーゾ

 

 

 

 




 

ブラジル トランコーゾ

ブラジル トランコーゾ

 

 

 

 


 



 
誕生日の晩は、かねてから「寿司」が食べたいという願いあって、町に数件ある“スシバー”のうちの一件を覗いてみることに、、、

 だがその”値段”を見てわが眼を疑った・・・・・。

 何と、、、サーモンの握りが、たった2カンで”千円”もするのだ、、、、、

 まさか、、と思って他もあたってみたけど、どのレストランも似たような値段。。。

 「いくら誕生日でも、さすがにコレは厳しいかな〜。。。」 と、諦めかけてた矢先、突如うちらの目の前に“しんご君”が現れた、、、

 “しんご君”とは、サルバドールの宿で初めて会った日本人なのだが、話をしてくうちに偶然にも“地元が同じ”という事が判明し、最終的にはうちらもよく知っている後輩とまで“幼なじみだった”という縁で繋がってしまっていた。。。

 「いったい全体、、、世界ってのはホントに広いのかい???」

 旅を長く続けてると、この「偶然」ってヤツには度々驚かされる、、、、、

  とりあえず、その時はまだレストランが探し途中だったので、「晩飯後にまた合おう!」うという事にし、しんご君がお世話になってるという居候先の場所だけは教えてもらうことに、、、

 そこへは、場所を確認するがてら挨拶だけしに行ったつもりだったのだが、結局「ご飯も食べてもう少しゆっくりしていきなさい〜!!」 という話になってしまった。。。

 まぁうちらにしてもどっちにしろ「寿司」は厳しそうだったし、予想外な展開だけどこんな誕生日も決して悪くないだろう、ということでその好意には有難く甘えさせてもらうことにした・・・。

 そして嬉しいことに、その居候先のお母ちゃん“リヤ”が作ってくれた手料理は、何ともシンプルにして驚くほどウマかったのだ、、、☆☆☆

 それは、「愛情」がこもった料理とそうでない料理とじゃ、同じ材料を使っても「味」が全然違うものになる、という事を改めて実感させてくれたようだった、、、

 その後も、突然お邪魔したにも関わらず、みんなには温かく誕生日を祝ってもらったうえに、予想外の“バースデーケーキ”まで御馳走になってしまった。。。(本当にありがとう☆)

 当初予定してた「寿司」からは、だいぶ予想もつかないような展開になったけど、コレはコレでゆりにとっては思い出深い良い誕生日になったんじゃないかと思う。

 それにしても、リヤの子供“チッターニャ”は稀にみるイタズラっ子だ、、、

 まだ4歳だってのに死ぬほど生意気で、小憎たらしいったらありゃしない、、、

 しかも、その性格に似合わず、子供服のモデルなんて事までしているっていうんだから驚きだ、、、

 言われてみれば、イギリス人との子だけあって“顔だけ”は確かにハンサムなのだ。。。

 リヤには、今一緒に住んでる“チッターニャ”の他にも5人の子供が居るという。

 しかも、そのうちの2人は“日本人”との子供だそうだ、、、

 旦那さんの写真も見せてもらったけど、そこにはごくごく普通の日本人の男性の姿が写っていた。

 まぁ色々と事情がありそうなんで、あんま深いトコまではつっこんで聞けなかったケド・・・。

 とにかく、これまでに色んな国の人と付き合いがあって、リア自身も世界中色んな国に行った事があるようだ、、、

 自分には「アフリカン」と「アマゾンの先住民」の血が流れている、という“自身のルーツ”まで熱心に語ってくれた。

 なかなかスピリチュアルな価値観を持ってる人で、“パワー”とか“エナジー”とかいう単語を会話の節々に使う、、、

 話によると有名なアーティストやダンサーなどにも幅広く友人が居るようだ。

 結局、リヤにはそのあとも何度となく手料理を御馳走になってしまったうえに、お別れの日には、記念にと「手作りのアクセサリー」のプレゼントまで貰ってしまった。。。

 うちらは大した奉仕は全然出来てないというのに・・・。

 しかも、正直なことを言うと、、、、最後の最後まで、、

 「ひょっとしてまた”最後はお金”のパターンになるんじゃ・・・」

 という“恐れ”が、心の隅っこでわずかながら拭い切れないでいた、、、

 しかし、そんなうちらの心配をヨソに、当のリヤは最後の最後まで“献身的な態度”をもってして、うちらをもてなし尽くしてくれたのだった。。。。。

 (う゛ぅ〜、、、リヤ〜、疑ってゴメンよ〜。。。)

 さらに齢を聞いてオッタマゲた、、、、、

 なんと、ゆりの”一コ下”というではないか・・・・・。

 すでに“肝っ玉母ちゃん”の貫禄じゅうぶんなのに、、、

 こういう時、さっきとは逆に「世界は広いな〜」と感じる、、、、、

 この世界には、若いのにあんなに色々な人生経験を積んだ、“愛情溢れた”人が居るんだなぁと思うと、なんだか無償に嬉しくなってしまうような出会いだったのでした。。。(オブリガード☆)

ブラジル トランコーゾ

 

 

 

 

 

 

 


 

 一方「リオデジャネイロ」のビーチは強盗や置き引きが多発しているというので、あんまり気は抜けませんでした。。。。。

ブラジル リオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ブラジル リオ

ブラジル リオ


 

 

 

 

 


 
それでもやっぱり、ブラジルのギラギラと日差しの下には“ビーチ”が良く似合っていた。。。

 

 



sekaihokkori at 17:03│Comments(1)TrackBack(0)clip!ブラジル 

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この記事へのコメント

1. Posted by taku   2008年12月16日 22:54
誕生日おめでとう! 海綺麗だな〜。 いいね〜〜 俺はあいかわらずサーフィンよく行っているよ。 帰ってきて一緒に海行きたいな! ボディーボードうまくなったか??

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