2008年08月15日
ノスタルジックキューバ
「キューバ」という国については最近までほとんどといっていいほど知らなかったのだが、南米に入ったあたりから急にこの国について耳にする機会が多くなってきていた。
50年代にドラマチックな革命を遂げたうえ、海外の一般旅行者に門戸を開いている数少ない社会主義国と、当時の雰囲気がいまだに色濃く残されている町並みということもあって、うちらは次第にこのキューバという国に強い憧れを抱くようになっていたのだった。
メキシコのカンクンにある旅行代理店でわりと安価で飛行機の往復チケットがゲット出来たので、身動きしやすいようにそのとき泊まっていた宿に余分な荷物を預かってもらってからキューバへと飛んだ。
(写真上)19世紀に建てられた豪華バロック様式のガルシア・ロルカ劇場
(写真左・上)ハバナ旧市街の裏通りはどこもこんな感じにうす汚れていて生活臭がぷんぷんと匂ってくる。
建物の老朽化も激しく、外見は地震が起きたら一瞬で崩れおちそうなほどボロボロ。しかし、意外にも中はキレイにリフォームされてたりして、外観と内装のあまりのギャップに驚かされることもしばしば。。。
首都ハバナの旧市街では、インドなどでよく見かけた懐かしの三輪のサイクルリクシャーがいまだに健在☆
(写真左・上)建物同様に車も街中のいたるところに年代モノのアメ車が走り回っている。
もちろん新しい車も走っているが、多くは上の写真のような、年季の入った車体を修理に修理を重ねて何とか乗り継いでいる。
(写真上左・下左)この二人のファッションセンスと存在感には度肝を抜かれた・・。
(写真上右)街を歩いていると、所々でアートを感じる。
街並みといい、車といい、ファッションといい、音楽といい、、、
古い中にも、なんとも言えないノスタルジックな雰囲気とセンスが光っていて、所々で、まるで1950年代へタイムトラベルを果たしたような気分にさせてくれた。
ちなみに、第一次世界大戦当時のアメリカ人は、キューバを「カリブ海のモンテカルロ」と呼び憧れていたそうだ。
その憧れの気持ちは、50年という時を経た今の街並みからも十分感じ取ることが出来た。
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