2011年04月26日

田中 優さんの講演を聞いて <アースデイ東京 2011>

4月24日に代々木公園で行われていた「アースデー東京2011」に行ってきました。


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今回は子供も連れていくつもりだったので車で向かったんですけど、前日が大雨だったせいかこの日の場内は人、人、人、いつにも増してすごい数の人でした・・・。(昼前に到着して車を停めるだけで1時間近くもかかってしまった、、、)

そこで、今もっとも話題の人? 「田中 優」 さんのお話も聞かせてもらいました。

田中優さんは、現在、未来バンク事業組合」 理事長、「日本国際ボランティアセンター」 「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表などを務めている活動家です。

3.11の震災以来、全国から講演の依頼が殺到していて、家にもほとんど帰れない状態が続いてるそうですが、この日のトークはそんな疲れをまったく感じさせないくらい力強く、希望に満ちた語り口でした。

田中優さんのお話は、様々なサイトやYoutubeなどでも公開されてますが、実際にご本人の口から直接お話を聞かせてもらったことで、おバカな自分でも現状の問題点と今後の課題がより分かりやすく理解でき、明るい希望も貰いました。

そこで、公開されてる動画と被る情報も多いと思いますが、「本来すべての人が知っておかなければならないこれらの情報」を、出来る限り多くの人に知ってもらいたい為に、このブログでもポイントを絞って出来るだけ分かりやすくお伝え出来ればと思います。

まず初めに、田中優さんが特に問題視されてらしたのは、正しい放射能の知識を国がきちんと伝えてないせいで本来出来るはずの予防がきちんとなされていないということです。

例をあげると、テレビなどのメディアではよく「この値はレントゲン一回分と同じ被爆量だから問題ない」みたいなことが言われてますが、これはまったく参考にならないバカげた比較だそうです。

これは1時間その場に居た時に浴びる量との比較対象なので、仮に一時間の被爆量がレントゲン1回分と同じだとしても、一日中その場に居たらそのその24倍、さらにそこに住んでいる人は一年中居るわけですから、24倍×365日で=8760倍という計算になります。はたして毎日24回、一年間に8760回もレントゲンを受ける人が居ますか?という話です。

また最近では現地でもマスクをしてない人が増えてるらしいんですけど、これもおかしな話で、原発の状況は事故当初からまったく変わってないのにメディアによって不用意に安全視させられた結果、危機意識だけが薄れてしまってるので、これも本来あるべき姿ではないと心配してました。

中でも、水や食物からの被爆に神経質になりがちですが、実は空気から入り込む量のほうが、水や食物から入り込む量よりも5.5倍も多いそうです、、、本来、水を買い占めるよりもまずは空気からの被爆にもっとも注意し続けなければならなかったみたいです・・・。

しかし、放射能の殆どはチリとか埃に付着して体内へ入り込む為に、花粉対策用のマスクをするだけでもだいぶ軽減できるそうです。さらに放射能は簡単に水に溶ける性質があるので、マスクの下に濡らしたガーゼなどを挟むとより良いとのことです。

ただ食物で注意しなければならないのは、食物連鎖の過程で放射能が濃縮されてしまうという点。【汚染された土→バクテリア→植物→草食動物→肉食動物→人間】という食物連鎖の過程の中で最終的に放射能濃度が1万倍という数字になってしまうこともよくある話だと言います。

さらに外部被爆と体内被爆の違いについてはメディアであまり取り上げられてませんが、この理解は非常に重要です。田中 優さん自身も、外部被爆についてはさほど気にしてなく、体内被爆の予防のほうに重点を置いてるとおっしゃってました。

放射能というものは、体内に入ったあとも引き続き体の内側から放射性物質を放射し続ける性質があるので、いったん体内に放射性物質が入ってしてしまうと、外に排出されるまでの間、体の内側という最も至近距離から被曝し続けるという悲惨な状態が続くそうです。

放射能を1メートルはなれたところから浴びた外部被爆と、同じ量を体内に取り入れてしまった場合の体内被爆の影響を比較すると、体内被爆の影響は外部被爆に比べて1億倍だそうです。(数字にすると100000000倍ですよ?)被爆量は放射性物質からの距離と時間に比例することからこれだけの差が出るようです。

また、ヨウ素131は主に甲状腺に、セシウム137は筋肉に蓄積され、体の外へ排出するまでの期間はおよそ100日〜200日だそうです。なので、一度体内被爆してしまうと最低でも100日〜200日の間は被爆し続け、なさらに、この間に放射能汚染された野菜や牛乳を摂取すれば、その分だけ継続的に体内被曝を繰り返すことになってしまうのです。

もう一つポイントなのが、放射性物質は細胞分裂するときに遺伝子を傷つけるので、細胞分裂の穏やかな大人よりも細胞分裂の活発な子供のほうが危険度が高いということです。

チェルノブイリ事故のときも、細胞分裂をあまりしない大人たちよりも先に子どもたちから死んでいったそうです。ヨウ素かセシウムかによってもその度合いは違うようですが、場合によっては子供で大人の10倍、胎児では100倍も影響に差があるそうです。

ここで気をつけなければならないのは、「 自分はもう歳だし、細胞分裂も大してしてないから大丈夫 」と思っても、放射能は精子や卵子の遺伝子も同じように破壊するので、これから子供を産む予定のある人も同じように注意しなければならないというです。

さらに、一度傷ついた遺伝子は傷ついたままの状態で遺伝してしまうので、もはやこれは自分だけの問題ではなく、自分の子供やその先の世代にまで与える危険性として考えなければならないのです。

ちなみに、仮に潜伏期間である5〜10年を経てガンになったとしても、科学的にその原因を放射能と立証することは殆ど不可能とのことです。チェルノブイリの被害者が公には4000人しか認められてない点もこの辺にカラクリがありそうです。(実際には100万人以上いるとも言われてます)

水に関していえば、1Lの水道水につき1gの砕いた炭をネットやガーゼに包み1晩浸けておけば除去出来るという実験結果も出てるそうです。1L=1g=1晩、覚えやすいです。

それと、よく昆布などの海藻類を食べれば被害を防げるというのはデマだという話がありますが、そんなこともないみたいです。なぜなら、医療機関では甲状腺の検査をする際に「検査前1週間は海藻類を食べないこと」という制限を設けてるそうです。それは裏をかえせば1週間の間に食べた海藻のヨウ素が甲状腺にたまってしまうことを意味してるのです。

量は少量で構わないそうで、味噌汁のだしを煮干から昆布に変える程度でも良いみたいです。とにかく放射性ヨウ素が体内に入って甲状腺に溜まる前に、予め自然界にある安全なヨウ素で甲状腺を満たしておきましょうということです。

放射能予防についての予備知識は以上になります。次回はエネルギー産業を取り巻く背景をお伝えできればと思います。



sekaihokkori at 14:20│Comments(0)TrackBack(0)clip!震災・原発関連 

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