チリ

2008年04月26日

お魚天国チリ

 壮大なパタゴニアの自然を後にし、次にうちらが向かったのはチリ。

 

 そのチリでは、ずーっと楽しみにしていたコトが一つある。。。。。

 

 イヤっっ、むしろチリへはその為に行ったようなもんか・・・・・。

 

 それは”新鮮な魚貝類が安く豊富に食べれられる”というコト!!!

 

 日本を出てからすでに1年以上が過ぎた今、僕らにとって魚介類という存在は、会いたくても会えない恋人のような存在にまで膨らんでいた。

 そのはやる気持ちを抑えきれずに、わざわざ高いお金を払って”寿司っぽいもの”を食べて気持ちを紛らわすなんてことも何度かあった、、、

 そんな折り、“チリでは市場で買った新鮮な魚介を自分で好きなように調理出来る宿がある”と旅行者から聞いていたので、ずいぶんと前からココに来るのを待ち侘びていたのだった。

 だいたい、どうして海外のスーパーってのは魚貝のコーナーがほんのチョットしかないの、、、!?

 どこの国も肉ばっかがメインで、魚貝を扱ってたとしてもたいがい[肉9:魚1]ぐらいの割合しか置いてないし、、、

 それも生で食べれそうなぐらい新鮮じゃないうえに、肉よりも圧倒的に高いってのが今までのパターンだ。。。

 だからこれまでの国では、値段といい鮮度といい「魚貝」ってはうちらが思っているほど気軽な食べ物ではなかったのだ。


 目指すはチリの首都サンチアゴから、バスで約1時間北へ行った所にある「ビーニャ・デル・マール」という町。

 僕らはこの町にある「汐見荘」という日本人宿にお世話になり、その間5日間にわたり海鮮尽くしの日々を送った。

 まず、新鮮なネタを手に入れるには朝8時頃までには宿を出て、片道40分ほど掛けて歩いて漁港まで行かなければならない。

チリ ビーニャ・デル・マールチリ ビーニャ・デル・マール

 

 

 

 

 



 その漁港では、毎朝近海で水揚げされたばかりの様々な種類の魚やカニなどが、地元の漁師らによって威勢よく売り飛ばされていた。

 日本の裏側にあるチリだが生態系が日本近海と似てるのか、あじ、さば、いわし、渡りガニ、イカなどの日本でも馴染みのある魚ばかり並んでいた。。。

 うちらが仕入れたのは、サーモン半匹(約1.5kg)に、大あさり1kg、あじ2匹、えび2種類を各500gずつ、、、全部で締めて1600円成り!!

 これだけあれば十分足りるだろうと、両手いっぱいに袋をぶら下げてルンルン気分で宿へ戻った。

 その日は昼頃から仕込みにかかり、出来あがった夕飯のメニューはというと、、、

チリ ビーニャ・デル・マール

  ・ サーモンの握り

  ・ サーモンと甘えびとあさりの刺身

  ・ あじのタタキ

  ・ あさりのみそ汁

 

 

 刺身に付ける醤油はもちろん”キッコーマン”に決まっていて、肝心なワサビと日本米も、この日の為にと事前にアルゼンチンの外資系大型スーパーでゲットしておいた!!

 アジのタタキは、さすがに採れたてのものだけあって身がコリコリ締まっていて最高だった☆☆

 サーモンは刺し身の他にも、せっかくだからということでいくつか握りにしてみた。半身だったから鮮度がやや心配だったけど、実際食べてみると全く問題ナシ!!

 ちっとも臭みが無いうえに、脂が適度にのっているので握りにしても刺身で食べても格別☆☆☆

 甘海老はアボガドと一緒にマヨネーズで和えて食べた。日本で食べるほどのプリプリ感はなかったが、トロ〜っとした甘い触感が堪えられなかった☆☆

 大きめのあさりは、生のまま殻を剥いてレモンを絞って食したが、身は思いのほか柔らかく、濃厚だけどクセのない味でとても食べやすかった☆☆☆


 と、まぁこんな感じで、勢いあまってちょっと豪勢にいきすぎちゃったカナ、、、

 しかも、「わ〜い、久々の生魚だ〜っ♪」と張り切って食べ始めたわりには、最後のほうには二人ともキモチ悪くなってしまった。。。。。

 

 で、その時痛感した、、、、

 

 “生魚は決して食べ過ぎるモンじゃない” ということを、、、、、

 

 そしてその後も、鮭の塩焼き・あさりのボンゴレ・あさりの炊き込みご飯・甘エビの丸揚げ・甘エビとサーモンのほうれん草クリームパスタ、などなど、、、

 ありとあらゆる魚介を、手を替え品を替えてたらふく味わった至福の5日間だったのでした♪♪♪

チリ ビーニャ・デル・マール

 

 

 

 

 

 

 (あ〜美味しかった☆)



sekaihokkori at 17:17|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!